main
main
C28B49F7-D55A-4A75-878B-92645F182AC3
C28B49F7-D55A-4A75-878B-92645F182AC3
911F79A4-8FA0-4114-A693-FEE3DE9BBF5D-1024x768
911F79A4-8FA0-4114-A693-FEE3DE9BBF5D-1024x768
previous arrow
next arrow

Sustainable farmingプロジェクト – 2015年のインスピレーションが具現化するまで –

弊社freebeeは、「Be free, be creative」をモットーに、①事業コンサルティング(主に大手企業様のマーケター達へのハンズオン事業支援)、②事業化人材育成(大学院・大学での講義や企業内研修実施)、③自社もしくは他社コラボによる新事業開発、に取り組んでいます。

その中の③、自社で手掛けている新事業の「葉山コーディアル」赤紫蘇シロップですが、今年の7月に採れた赤紫蘇を使って22年度版クロップが完成しました。これで3年連続、何らかの形での商品開発・販売を継続できた事になります。

大手食品メーカーでの20年間の勤務の中で、マス・マーケティングの醍醐味や社会価値創造に繋がるインパクトの大きな仕事も沢山経験させてもらいました。商品企画や製品開発のノウハウと経験もその時に培ったもので、自分にとっては一生ものの財産です。卒業後は古巣も含めて大手企業のマーケティング部門にコンサルタントとして関わるようになりましたが、起業後1年が過ぎた頃、「せっかく起業したのだから、自社でもスモールスタートの事業、地域社会と一緒に小さく創り上げていくような事業を手掛けてみよう。」、そんな事を考えるようになりました。

現在取り組んでいるSustainable farmingプロジェクトの大元のきっかけは、葉山の「いさむファーム」さんが育てている大根を生で食べて、その美味しさに衝撃を受けた事です。たまたま妻からの紹介で知り合ったファームのオーナー。自然の力の偉大さを理解し、かつ自然な栽培・農作物を流通させる事の難しさも分かっている。そんな彼女と情報交換をしているうちにすっかりファンになってしまい、「いつの日かこの人の作る野菜を使って何か商売がしたい」そんな感覚を持ちました。遡ること2015年くらいの事だった。

あの時のインスピレーションから7年。「いさむファーム」さん中心に農薬不使用の赤紫蘇を原料として使用する事は不変のまま、赤紫蘇の洗浄と一次加工作業を軽費老人ホームを運営しているきしろ社会事業会さんとのコラボで実現。濃縮エキスの製造は湘南にある飲料開発会社の工場に継続して委託する事で3年かけて効率化を図り、ボトリングに関しては、県内6次産業化の促進と就労支援・農業振興に取り組む社会福祉法人進和学園・しんわルネッサンスさんとコラボが始まりました。

商品企画・製品開発のプロジェクトの生涯運営経験は、サラリーマン時代を含めると既に90案件を超えている私。日本は勿論、中国やアセアン、インドに至るまで様々な場所でモノづくりに関わってきましたが、やっぱり食品製造業のモノづくりは楽しい!20年の経験をフル活用し、現場で起きる様々なハードルを一つ一つクリアしていく。価値ある商品をお客様にお届けできた瞬間は「よっしゃー!」と叫んでしまうほど心が躍ります。

今年の新しいチャレンジは、UPDATER社のTADORIさんと組んで、LP・ECサイトを立ち上げた事。中島個人の想いとして法人と社会との共生を具現化したかったので、ブロックチェーン技術を活用し、一般財団法人シャンティハウスへの寄付の仕組みも確立しました。このルートで購入された商品売上の一部が財団を通じて「母と子、障がいのある方々を支援する活動」に使用されます。企業は社会に対して価値を生み出し、その対価としての利益を得る。しかし、事業に取り組ませて頂けるのはそもそもこの社会が存在するお陰なのです。企業が社会と共生していく新しいビジネスの形は、今後は企業の規模の大小に関わらず当たり前になっていくと思います。ミレニアルズやZ世代の子達(自分の息子達の世代)と話していると、そんな未来がはっきりと見える。

新事業開発に取り組む際に絶対間違えてはいけないのは、楽しみながらやる事。「売らなければいけない」「利益を上げなければいけない」「◯◯しなければならない」、そういうネバならぬ思考は創造には繋がりません。子供達がお絵かきやレゴ作りを無心に楽しむように、6次産業化だって本来は楽しいモノづくりのはず。企業の規模の大小に関わらず、プロジェクトに関わるすべての事業家・マーケター達が楽しみながら働き、結果として事業化に繋がる。そんな動きが世の中にもっと広がったら良いなと思います。

47歳のオッサンである僕自身が、「やっぱり創る事は楽しい!」という空気感を発し続けること、肉体はどんどん老いていきますが、精神がどんどん若返っていくように生きること。Be free, be creativeを自分自身が体現し、新しい仕組み・新しい事業の創造に取り組むこと。そういう活動自体に意味があるのかも知れないなーなんて、最近特に感じるようになりました。

皆さま、弊社ならびにSustainable farming プロジェクトへの引き続きの応援を宜しくお願い致します!

※写真:小松あかり

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。